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グローバルワークショップを行いました

11月24日(土)に3時限を使ってグローバルワークショップを行いました。
グローバルワークショップは、SGHA校(スーパーグローバルハイスクールアソシエイト校)として行っている取り組みの一つです。
本年度の講師は、恵泉女学園大学、人間社会学部教授の上村英明先生です。先生の専門は、「国際(人権)法・先住民族の権利・平和学」です。
1時限目に、「見えない人たちを探してみよう ―現代社会の「人権」と「歴史認識」―」というテーマで講演をしていただきました。まずは、「人権問題の基本的な考え方」についてご説明していただき、社会の中で「見えない人たち」を意識していないために、人権の侵害が起こるのだと教えていただきました。「見えない人」の例として、「日露戦争」の中国や韓国の人々の話が挙がりました。日本とロシアの戦争であるにもかかわらず、戦場は、「中国」や「韓国」の領土内であって、現地の人々の話には、我々が学習している教科書にはふれられていないことがあると指摘していただきました。また、日本の社会は殊更に「男らしさ」や「女らしさ」を求めてきた傾向があり、「男」「女」といった枠には収まりきらないLGBTと呼ばれる人々は見えてこなかったこと、アイヌの人々も日本社会の中で、意識されてこなかったことも指摘されました。このように、歴史や社会の影に隠れている人たちは、存在を意識しないと見えてくることはなく、多面的な見方をしていくことで気づくことができると教えていただきました。
2時限目は、グループに分かれて、上村先生が提案された「見えない人たちを探してみよう」というテーマで、社会の中で存在しているはずなのに、我々が意識してこなかった人々とは、どのような人たちなのかを話し合いました。難しいテーマではありましたが、各グループの中学3年生がリーダーとなり、様々な声かけをし、工夫して話し合い、意見をまとめることができました。グループ間を見回っていた上村先生も、生徒たちの取り組みに感心されていました。
3時限目は、各グループが話し合った内容を発表しました。どの発表者もしっかりとまとめた意見を、堂々と発表していました。「女性差別」「LGBT」「いじめ」「被災者」「戦争で犠牲になった人」「ホームレス」「障害者」「外国籍の人たち」といった具体的に対象を想定してこの問題を考えた班もあれば、「本人の許可が無いところで大衆の目にさらされる人」「影が薄い人」「ニュートラルな人」など抽象的な内容に踏み込んでこの問題を捉えた班もありました。
今回のワークショップが、物事を考える際には様々な視点を持つことが大切だと意識するよい機会になりました。


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