iEARN 「Girl Rising Project」でネパールの女子教育の実情を学びました

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今年度も、高校3年の選択授業「国際理解」ではiEARN(125カ国、30,000以上の学校が参加しているインターネットを介した教育者の協働支援を行う非営利組織)が主催する「Girl Rising Project」に参加しています。
このプロジェクトはSDGsの目標4「質の高い教育」と目標5「ジェンダー平等の実現」をテーマに行われています。開発途上国で様々な境遇にあっても、女子児童・生徒が教育を受けることで、将来への選択肢が広がり、家族や周りの人々に影響を与え、やがては社会をも変えていく力になることを毎回学んでいます。
6月は、ネパールに存在する「Kalmari」という風習について学びました。「Kalmari」は親に借金があると、女子児童・生徒は教育を受ける機会を奪われ奴隷労働させられます。これは違法とされていますが、地域によってはまだこの風習が残っています。
6月30日(火)の授業では、Zoomを使用してネパール・カトマンズの中学校の校長先生に「Kalmari」の実情を聞くことができました。校長先生は、「残念なことにこの風習は10年以上前に違法とされていてもまだ残っている。全ての人が教育を受けることがどんなに大切なことか分からない限り難しい問題である。」とおっしゃっていました。また、Kalmariの境遇であっても、そこから脱して教育を受ける機会を得て社会で活躍しているShanta Chaudharyという女性政治家についても教えてくださいました。さらに、校長先生と高校3年生たちは国際協力の在り方についても議論することができました。
今後もiEARNのプロジェクトを通して世界についての学びを深めていきます。

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