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卒業生の声1


11/3に行われた学校説明会で、卒業生がスピーチをしました。その内容をここでご紹介させていただきます。


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2010年度卒 上智大学4年 M・Sさん


 皆さんこんにちは。私は、啓明を卒業してからは上智大学の外国語学部に在籍しておりますが、現在は三週間ほど啓明学園に戻って教育実習をさせていただいております。
本日は、自分の啓明での学園生活がどのようなものだったか、そしてそれが現在の大学にてどう活かされているかについて、少しだけお話しさせていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 私は、2004年度に啓明学園中学校に入学いたしました。啓明への進学を希望した一番の決め手は、国際色豊かな環境と、英語教育の水準の高さでした。私にはアメリカ人の母親がおり、基本的には家庭で英語を使って育ちました。しかし、それまで通っていた公立の小学校では、英語教育の不足はもちろん、自分のような国際的なバックグラウンドを持った生徒が全くいなかったことが悩みでした。一方で、啓明に入学してからは自分のような生徒も沢山いて、そういった悩みは自然となくなりました。むしろ今度は、「英語ができる人がいるのが当たり前」の環境に置かれたので、自分の英語力も向上させていかなければと英語を必死に勉強するようになりました。
 しかし、正直に申し上げますと、それ以外の教科に関しては、学年が上がるにつれどんどん勉強が苦手になっている自分に気が付きました。「このままではいけないな」と思い、当時の担任の先生に相談したところ、先生は私や他のクラスメイトのために勉強会を開いてくださるようになりました。先生は英語科の教師だったにも関わらず、数学から理科から国語まで、他の教科の勉強にも付き合ってくださいました。お忙しい中でも、先生は朝、放課後、そして時には土曜日などにも教室を開けて勉強を見てくださいました。先生は、私たち生徒に「わかる楽しさ」を教えてくださり、私たちが少しずつ問題を解けるようになると、とにかく沢山褒めてくださいました。この経験は、私自身の勉強に対する姿勢を非常に前向きなものに変えてくれました。そして、それは自分の人生の中で大きな転機であったなと、今でも感じています。
 そのまま内部進学した高校では、沢山の「挑戦」をしました。例を挙げますと、学内で開催された「私のメッセージ」という日本語の弁論大会や英語のスピーチコンテストへの参加、大学主催の全国高校生英語スピーチコンテストへの出場、そして3度目の挑戦の末やっと叶えられた英検1級合格などがあります。どれも当時の先生方が背中を押してくださったからこそ成し遂げられたことばかりです。特に、数々のスピーチコンテストへの参加は、大勢の人前で話すことが苦手な私にとっては本当に大きなチャレンジでした。先生方の後押し無しでは、私はこれらの機会にそもそも挑戦すらしていなかっただろうと今でも思います。
 また、高校では海外からの留学生と接する機会も増え、自分の英語力も継続的に向上させることができていた点から、大学でも似たような環境で自分の国際性を更に高めていきたいと思い、今の大学への進学を希望しました。受験の際にも、やはり夕方遅くまで志望理由書やレポート作成、面接準備などにとことん付き合ってくださった先生がいたからこそ、晴れて希望した大学に在学できている今があるのだとつくづく感じています。
 そして大学では、啓明で身につけた英語力が基礎となって、今も勉学に活かされています。周りの啓明出身の友人からも、大学に進学して改めて啓明の英語教育の水準の高さを実感したという話をよく聞きます。また、啓明での様々な挑戦を通して養ったチャレンジ精神のおかげで、大学では学生団体での活動や、更にはアメリカの大学にて一年間の交換留学にも挑戦することができました。啓明学園での生活を通して経験した「何かを学ぶことの楽しさ」や「何かに挑戦することの達成感」は、今も自分の核となるものを形成していると感じています。
 啓明学園では、生徒としっかり向き合って、背中を押してくださる先生方が沢山いらっしゃいます。これは、私が実習生として母校に帰ってきて改めて実感した、啓明の変わらない素晴らしいところだと思います。私にとってそうであったように、皆さんにとっても、この啓明学園が多くの実りある経験をもたらしてくれることを願っております。