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「ラウンドスクエア世界大会だより」10月14日(金)

 8:30のAssemblyに続いて、すぐ会議が始まりました。ギリシャの王族であるコンスタンティンご夫妻が会場に来られたので、先ず全体に紹介がありました。次いで、4人目の講演がありました。

Keynote Speaker:Saria Smakieさん
 シリアの内戦に巻き込まれた高校生の講演を聞きました。彼は、中学3年生の時にシリアのアレッポにいました。カナダのモントリオールで生まれたのですが、6歳の時に両親の母国であるシリアに住み移りました。ジャーナリスト志望のSariaさんは、高校生の時に、シリアの状況について疑問を持つようになり、国内で起きている紛争の内情についてレポートにまとめていました。そのため、ある日スパイ容疑で捕まり、拷問を受けました。2回捕縛されましたが、奇跡的に命は助かりました。彼は、高校教育を諦めて18歳の時にヨルダンに逃れました。その後、ラウンドスクエアに加盟する英国の高校で、中断されていた教育を再開しました。
 彼は自分の辛い経験を元に、ひどい環境にあっても人を信頼することが大切だと語ってくれました。また、憎しみがお互いの憎しみを増幅させるため、人を許すことが如何に大切かについて熱く語りました。どんなに苦しい状況にあっても、前に進むには他者を許すことから始まるとの確信を持っていました。シリアの難民についてできる支援は何?という質問に対して、自分の置かれている場で、出来ることから始めることが大切だと応えていました。彼は今、難民キャンプにいる子供たちに、コンピューターを使って英語やスピーチなどを教えているそうです。

 ランチ前、学校にあるお城を背景に記念撮影をしました。参加している500人(生徒350名+教員150名)が一緒の集合写真です。昼食後、5人目の講演者である元英国軍人John Deverell氏の講演を聞きました。
 Deverell氏の講演は、他の講演者のスタイルと異なり、リーダーシップとはどうあるべきかについて、生徒たちの考えや意見を会場から取り上げながら、自分の考えを伝えてくださるものでした。まるでサンデル教授の白熱教室のようでした。
 リーダーシップとは、他者を信頼することだが、他者からも信頼されるべき存在でなければいけない、リーダーは失敗することもあるが、そこから改善を図る責任があることなどを共有しました。
 また、チームワークを大切にし、しっかり準備をし、勇気をもって任務にあたるべきだとの意見が生徒からありました。
 さらに、リーダーは、コミュニケーションスキルをもち、話し合いの時に反対意見が出たとしても、拒否するのではなく、歩み寄りも必要であるとの考えを確認しました。
 最後に加えられたのは、リーダーは安全を確保し、リーダーであることの自覚を持って全体を指揮するという要素でした。

 夕食後は、ホールのステージ上で文化紹介をしました。各国の生徒が事前に準備してきた歌や踊り、楽器演奏などを披露しました。
 遠藤さんも、八雲学園の二人の生徒と一緒にアカペラで「秋」を歌い、その後お面をつけて踊りました。出発前に、以前劇団四季にいた方に指導していただいた作品です。静かなアカペラからリズミカルなダンスに変化し、完成度の高さが観衆を魅了していました。 どの発表も自国の文化とプライドが現れ、とても素晴らしいものでした。多くの異なる文化を持っている生徒たちが一堂に会して1週間を過ごす、このラウンドスクエアの取り組みの素晴らしさと必要性を改めて感じました。

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Keynote speakerと共に

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コロンビア生徒のダンス

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日本の歌と踊り

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インド生徒のダンス

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トルコの生徒

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南アフリカの生徒