高校グローバル講演会

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 11月21日(月)のロングホームルームの時間にグローバル講演会を多目的ホールで行いました。
 前半は、高校2年生の遠藤さんが10月にドイツで行われたラウンドスクエア国際会議について、後半は高校3年生の矢羽羽さんが8月にコーネル大学で行われたサマープログラムについて発表しました。2人の生徒は、自分から世界に出ていき、学びに対して積極的になることの大切さについて全校生に伝えました。
 発表を聞いた生徒の感想を紹介します。

 「ラウンドスクエアの活動は素晴らしいと思いました。なぜなら、人種差別をせず、多様な人種と対等に触れ合うことができると思ったからです。近年、人種や宗教の対立が強まっています。こんな中で人種には差が無いことを理解できることは良いと思いました。遠藤さんの体験を聞くと、人種差別が横行している世の中がくだらないと思われました。「文化の壁を架け橋にする。」この言葉は今の世の中に、もっと広めていきたいです。偏見という概念を変えることができるかもしれません。なぜなら、文化の壁を無くした上で架け橋をつくることで、互いの文化、理想、価値観を共有し合うことができると思ったからです。文化の壁はまだあるので、私は他国と交流できるボランティアなどに積極的に参加したいと思います。
  矢羽羽さんは、グローバルで一番必要なものは、「1人ひとりの存在」と言っていましたが、私は「グローバルとは」という疑問を自分に投げかけるべきだと思います。1人ひとりの存在がたとえ小さくても大きくても、世界の繋がりを意識しなければ、世界が繋がることはありません。世界が繋がらなければ、文化の壁や人種差別も無くなることはないと思います。」 高1 男子

 「遠藤さんは、偏見を持っているつもりが無くても、話す言語や人種が違うとそういう風に見えてしまうと言います。それは私も感じました。例えば、発表中に話していたイスラム教徒の女の子が一番良い例だと思います。いつもそう考えているつもりが無くても、新聞やニュース、周りを通じて入ってくる情報から「この人は危ない」や「こういう人種は危ない」などという偏見を持ってしまうことがあると思います。悪いニュースを聞いていたイスラム教徒や他の宗教をも受け入れないとこの場合でも考えていました。このようなすれ違いは、人と人との間で必ず生まれてくるものだと思います。自分の視野の狭さに気づかされたと話していましたが、その通りだと思います。小さな学校、閉ざされた国の中にいると、自分のことしか考えられず、自然と視界が狭くなっていると思います。
 コーネル大学の報告では、英語だけが大切な訳ではないということが分かりました。たとえ英語を話せたとしても、1人ひとりがしっかりと自分の意見を言うことが必要だと分かりました。また、中国人の例があったように、そのような世界の場で、はっきりと自分の意見を他の人と共有していくことが是非とも、必要になると思います。海外に目を向けて見るということは、様々な方法があると思いますが、私も自分に出来ることを捜し、考えていきたいと思います。1人ひとりが自分の意見を世界に発信していくことがグローバルな世の中につながると感じます。」 高1 女子

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