4月22日は創立記念日です。本学園は三井高維先生によって1940年に設立されました。今年80年を迎えました。このお祝いを幼稚園から高校生までの在校生中心の集いを計画しております。しかし、現在の新型コロナウイルスで実施できるか少し心配になっていますが、実施できるように祈りたいと思います。
三井高維先生自身が長年英国に滞在し、帰国にあたってご自身のお子さんが英国での教育を生かせそうもないことを身を以って経験したことがきっかけとなり、海外勤務者の異文化体験をしている子弟教育のために、そこで得た国際的感覚と外国語を伸ばせないのは今後の日本の社会にとって大いに損失であると考え、ご自身の赤坂台町(港区)にある私邸を開放し、教員13名、帰国生8名でスタートしました。その後、空襲があり、校舎が焼失したために三井家が別荘として所有していた拝島に学校全体が移転しました。
現在、幼稚園・初等学校・中学校・高等学校を併設し、海外からの帰国生・外国籍の子弟などの生徒が30%以上在籍しております。
将来世界に雄飛し、国際的に奉仕できる人材を育成することを目的として創立されたわけですから、皆さんの将来に期待している三井先生ご夫妻の想いを今後もしっかりと継承して欲しいと考えています。建学の精神「広い視野ものと、豊かな人間性と独自の見識をもち、世界を心に入れた人を育てる」を目指して、今後の社会を担うために幅広い知識を身につけて下さい。そのためには「毎日の授業などを大切に学ぶ姿勢」と、学習においては教えられることを学ぶだけでなく「自ら学び取る姿勢」が必要になります。それらを基に先を見通した力を養い、他人を理解し、自分に厳しく何事にも挑戦する姿勢で社会に立ち向かい、自立した人になって欲しいと思います。
これからも建学の精神をいつも心におき、学園全体が一体となり、頑張っていきましょう。
学園長 北原都美子
△創立者・三井高維先生と英子夫人
△東京・赤坂台町にあった私邸