啓明学園中学校高等学校2026年度入試用パンフレット
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※授業料とは別に、国際プログレスクラス指導費がかかりますKeimei Gakuen Junior & Senior High School 28国際プログレスクラスでの授業の有無はどの様に決まりますか? また、どのくらいの期間授業を受けられますか?入試・編入試験結果および生徒本人との面談を基に決定いたします。期間につきましては、学期ごとに生徒との面談を行い、教科担当と相談の上ホームルームクラスでの授業へ移行します。 国際生の悩みに先生方はどのように対応していますか?授業中でも生徒たちの声を聞くように心掛けていて、場合によっては学習範囲を終わらせるよりも生徒たちの問題解決や心のケアが大切な場合があります。国内生と一緒のクラス内では言えないことや、家庭での問題(親との意見の相違)など、悩みを抱えている状態では勉強にやる気が起きません。このような時にはPeer Learningを活用して「私も同じように辛かったけど、こうして解決して、今はこういう風に思っているよ」と、あえて授業内で先輩と話すよう促すこともあります。自分自身の悩みを解決するためにはそうした時間が必要で、それも国際プログレスクラスの重要な役割の一つだと思っています。国際生の日本語力は生徒により差がありますが、どのように指導されていますか?基本的に国語・数学は一人ひとりの進度に合わせて個別で対応し、それぞれの学んできた事を生かしながら、足りない部分を補っていきます。理科・社会は学年ごとに国際生用の少人数クラスを作り、ホームルームクラスと同じ内容を言葉のサポートを取り入れながら授業を行っています。教員によっては英語の単語を交えたり、漢字にフリガナをつけたり、生徒が理解しやすいようにサポートしています。また生徒同士で英語や中国語など、それぞれが一番理解できる言語を使って教え合ったりと、多言語でディスカッションできる環境です。海外の滞在年数によってホームルームクラス(一般クラス)への移行時期が変わりますか?滞在年数による影響だけではなく、生徒の日本語に対する学習意欲やモチベーション、学校生活への適応度などで移行時期が変わります。アイデンティティの有無、日本に帰国したことへの気持ちなど、個人差があるので、生徒の話をよく聞き、励まし、気持ちが前向きになるまで待ちます。なぜ私は日本にいるのだろうという気持ちの強い生徒は、日本語を勉強しようとする意欲が強く持てずに時間がかかる場合があります。保護者から「どうしてですか」という問い合わせもいただきますが、保護者と情報共有をしながら生徒の気持ちが固まるまで辛抱強く待っています。ホームルームクラスでの授業に移行したら、国際プログレスクラスに再び戻ることはないのでしょうか?その生徒の成功体験になると考えてホームルームクラスでの授業へ移行しているので、基本的に国際プログレスクラスに戻ることはありません。ホームルームクラスから国際プログレスクラスに戻った結果、「自分はできなかった」という否定的な感情を持たせるような事はしたくないからです。国際英語クラスの授業を受けられますか?英語型入試・編入試験は国際英語クラスのプレスメントテストを兼ねておりますので、試験の結果を基に決まります。また、一般英語クラスから国際英語クラスへは、国際英語クラスの教員との面談・試験により、ステップアップのチャンスがあります。大学受験や進路選択についての特別な指導やサポートはどのように行われていますか?勉強以外の経験として大切にしていることは、ロールモデルとなる人(同じような経験をした国際的バックグラウンドを持つ卒業生)との出会いを作ることです。そのために国際キャリアガイダンスを年2回実施しています。春の高校生を主な対象にしたキャリアガイダンスでは、大学に通っている卒業生たちに受験について語ってもらい、秋に実施しているキャリアガイダンスでは社会人となっている卒業生たちに、現在どのような仕事で活躍しているかを語ってもらっています。これらのガイダンスは、生徒たちが進路選択に役立つ情報を得る機会となっています。海外大学への進学サポートはありますか?本校の専属スタッフが大学選びや準備、奨学金等に関するサポートを行っています。英語については、英検1級までの対策講座や、TOEFL・IELTS・SATなどの外部試験に対応した「College Test Prepration」という科目を取ることができます。SAT(Math)に特化した講座も年に2回、開講しています。気になる疑問にお答えします

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