教科学習 | 教育の特色 | 啓明学園初等学校

　啓明では、基礎学力ばかりでなく、図書や芸術教科、聖書の授業を通して感性を育むことも大切にしています。知識は「どのように使うか」が大切です。教員が子どもたちに問いかけ、活発に意見交換をする対話型の授業を中心に、自分の考えを相手に伝わるように「説く」力を養っていきます。

教科学習のテーマ

　「言葉を育てること」はすべての教科の土台です。文学作品や説明的な文章の学習に力を入れています。文章を通じて自分自身や他者と対話することを大切に、思考力や表現力を育てます。

　木のぬくもりを感じるログハウス調の図書館では、一人ひとりにとって大事な一冊に出会えるよう、名作、冒険、ファンタジーなど多彩なジャンルの物語を揃えています。

　積極的に教室から飛び出して「生きた知識」を身につけるため、見学や体験学習、人やものとの出会いを大切にしています。現実社会の問題を主体的に考えて生きる力を育てます。

　まずは身の回りにある数や形を見て、日々の生活の中に算数を発見する目を育てます。タイルや図を使って感覚で数をイメージできるように練習し、土台からしっかりと学習します。

　疑問を出発点として課題を見つけ、実験を通して自分の目で確かめることを大切に理科の学びを進めていきます。さまざまな事象に共通点や特徴を見つけながら体系的に学習します。

　iPadを活用し、双方向な姿勢をベースにデジタルシティズンシップを養います。プログラミング的思考の素地を作り、より自立的にデジタル社会を生きる力を育みます。

　子どもたちが協力して音楽表現をする過程で、お互いに共感して助け合う心が自然と芽生え、美しいハーモニーが生まれます。からだと心をのびのびと使いながら歌声を育てています。

　たとえば新緑と夏の緑は同じ緑色ではなく、輝きが異なること。啓明学園の豊かな自然の中で過ごす子どもたちの、多くの体験に裏打ちされた感性や色の捉え方は一生の財産になります。

　広大な面積を誇る３つのグラウンドや初等学校専用の体育館という恵まれた環境で、思い切りからだを動かします。からだを動かすことの楽しさを存分に味わう授業を展開します。

　英語を学ぶことは、背景にある外国の文化を学ぶことでもあります。習熟度別に３つのコースに分かれ、４年生以上は年に１度、全員が実用英語技能検定を受験します。

　本校では、道徳の時間の代わりに聖書を教材として学びます。聖書のストーリーを自分自身の体験と照らし合わせて考え合いながら、神様の大きな愛に触れて豊かに成長していきます。

　自然・いのち・くらし・平和・国際理解について、子どもたちと教師がともに学びを創り上げていきます。各教科で学んだ知識や技能をかけ合わせて、生きる力へと発展させていきます。