6年生 「ハンナのかばん」が啓明にやってきました

日常

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「どんな質問が思い浮かぶ?答えは考えなくていいですよ。」子どもたちの目の前には、13歳のときにアウシュビッツ収容所で命を奪われたユダヤ人の女の子、ハンナ・ブレイディのかばんが置かれています。先週の総合の時間に、ハンナのかばんをもとに事実を追い続け、『ハンナのかばん』を出版された、石岡史子さんが講演に来てくださいました。

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「ハンナの夢は何だったのだろう。」「ハンナが見た景色はどんなものだっただろう。」「かばんに書いてある文字の意味は何だろう。」と、質問はとめどなく出てきました。数々の質問に答えながら、石岡さんは、自ら手に入れたハンナの幼少期の写真とともに、ハンナの人生をふり返って、語り伝えてくださいました。

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この一つのかばんをもって、ハンナは収容所を渡ったこと。かばんの中には、両親のにおいの染みついた寝袋も入れていたこと。かばんに書かれた「WaisenKind」とは孤児という意味で、10歳のときに母と会えなくなったこと。家族、ペットに囲まれた普通の日常が、戦争によってあっという間に壊れてしまったという事実を聞いた子どもたちからは、驚きの声や憤りの声が聞こえてきました。

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「(兄の)ジョージはどうやって生き延びたの。」という最後の質問には、ジョージの姿が重なって見えるほど、収容所でのエピソードを具体的にお話してくださり、ハンナそして平和への強い想いは子どもたちにも届いたようです。