国際学級4年生:和紙と洋紙を比べる

日常

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国際学級の4年生は、国語で「世界にほこる和紙」という説明文を読み進めています。
「本文に書いてある和紙の良さが本当か、実物で確かめてみたい!」
という和紙に興味を持った4年生の気持ちに応え、文中の和紙と洋紙の違いは本当なのか実物を比べました。
今回は、筆者の主張を確かめるとともに、自分の感じたことを相手に伝わるように、たとえや擬音語を用いることを意識しました。

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筆者が思う和紙の最大の特徴である「和紙は洋紙とくらべてやぶれにくく、長もちする」という主張を確かめました。
まず初めに、「やぶれにくさ」を比べるために手でやぶきました。
「洋紙はスーッと気持ちよくやぶれるけれど、和紙は力がいるし、ジリジリとやぶれるからやぶりにくい。」
一つ目の特徴は正しいことがわかり、納得の表情を浮かべていました。

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(左:洋紙 右:和紙)

次に、「和紙の丈夫さ」を比べるために水で濡らしました。
洋紙を濡らすと、「すぐボロボロになった!ティッシュみたいだね。」と驚いていました。一方、和紙はしっかりと紙の形が残りました。「和紙はこんなに浸してるのに、まだ紙が硬いなんてすごい!少しシワシワだけど乾かせばまた使えそう。丈夫すぎてこわいくらい。」
筆者の主張する和紙の二つの特徴を、実体験をもとに比べ、主張が正しいことを確かめることができました。

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他にも、ピンで刺したり、折り紙を折ってみたりして、ペンや鉛筆の書き心地などを比べました。
振り返りには、「昔から作られてきた和紙は、強くて丈夫だと確かめることができた。だから値段も高い。高いけど、だれかに手紙とかで気持ちを伝えるなら和紙がいいと思った。」と書いてありました。
体験学習を通して、日本語の語彙や表現力を豊かに伸ばすことができてきました。