ラウンドスクエア国際会議 6日目
キャンプ場には夜半から小雨が断続的に降り始めました。これまで比較的好天が続いていたので、ようやくイギリスらしい(?)感じになってきました。啓明の生徒もテントの中でシュラフで寝るのははじめてのようでしたが、なんとか寝られたようです。
今日の午前中はボックスヒルスクールの卒業生で女優のIngvid Deliさんの講演からスタート。彼女はスターウォーズ・ローグ・ワンのレイア姫を演じたそうですが、ずいぶん若いなと思ったら、顔の部分だけは前の作品でレイア姫を演じた方の顔をモーションキャンチャーで再現して合成したのだそうです。彼女のお話は、生物多様性についてで、一人の人間がどれほど宇宙の中で微小でありすべての生き物のバランスの中で生かされているかという話でした。Ecojustice, Effective Altruism, Longtermismといったキーワードが出てきました。自分自身がサステナブルな暮らしを考え、実践するというようなことも。
午後はそのお話を受けて、ロンドンの南西、ウィンチェスターにあるMaewell Zooに行って動物園の方からレクチャーを受けました。ユキヒョウの保護についてが主なテーマでした。この動物園は広大なエリアに動物が自然な形で飼育されていて、とくにさシロサイが5頭も、他の草食動物と一緒に飼育されているのが目を引きます。またユキヒョウは他ではあまり見ることができないのではないかと思います。
キャンプ場に戻ってきて夕食までの少しの時間も生徒たちは様々に遊んでいました。各国の歌や踊りが自然発生的に始まり、そのうち啓明生がカルチュラルパフォーマンスで踊ったソーラン節の講習会が始まり、4人の本校生徒の指導でたくさんの様々な国の生徒たちがソーラン節を踊っていたのは素晴らしい光景でした。
夜はフィッシュ・アンド・チップスを食べながらのクイズ大会。これまでの国際会議で学んだことや、参加国の地理、一般常識まで、ボックスヒルスクールの校長先生が自ら進行役となって盛り上げていました。9時半終了。前日の晩、夜遅くまでテントの外で話をしていた生徒たちが板とのことで、各国の先生方が事前に集まって、10時半消灯、朝7時以前まではテントの外に出ないよう指導すると申し合わせをしました。高校の先生の悩みはいずこも同じということでしょうか。
明日はいよいよこのカンファレンスの最終日、週末ピクニックとフェアウェルパーティーです。