資料請求

国際生のサポートについて 中学校高等学校

「一人ひとりを丁寧に見守る」これが私たちのモットーです

 国際生は、入学時から国内生と同じホームルームに在籍します。海外の教育課程をベースに学習していた国際生に対しては、国数理社の4教科で「国際プログレスクラス」を設置しており、未学習領域をキャッチアップしていけるのが特徴です。様々なバックグラウンドを持つ国際生は、言語力、学習歴が一人ひとり異なります。このため、個人時間割を作成し、それぞれのペースで安心して学んでいけるようにフォローします。
 国際英語コースではネイティブ教員が欧米のカリキュラムに沿って授業を展開し、国際生の英語力を維持伸長します。古典から現代文学に至る多様な文章の講読、ディスカッション、スピーチ、ディベートのほか、英検やTOEFL、SAT、IELTSなどの英語資格試験にも対応しています。海外で一人ひとりが培ってきた“ことば”の力を伸ばす「外国語保持クラス(5言語)」も開講しています。
 さらに、ラウンドスクエア加盟校ならではの世界大会への参加、イングリッシュキャンプ、英語・外国語スピーチコンテストや国際色豊かな季節イベントなど、国際生がこれまでに身につけてきた力や自分の個性を発揮する場が多数あります。

私たちが大切にしていること

自己肯定感を育む

 慣れない“ことば”による学習、異なる文化・習慣の中での生活…。さまざまな面で生活環境が変わる日本の学校生活では、今まで「できていた」ことができなくなることがあります。啓明学園では、その気持ちに寄り添いながら、一人ひとりと目標を立て、クリアしていくことを通じて自己肯定感を育んでいけるようサポートしています。

ピアサポート

 中1から高3まで、個の状況に応じて別クラスでの授業(国際プログレスクラス)を受けることができ、さまざまな年齢の国際生が同じ空間で学んでいます。教員から生徒への指導だけでなく、悩みを分かち合える仲間の存在も力強い心の支えになります。私たちは、そのような「ピアサポート」が生まれる環境を大切にしています。

ことば全体を支える

 日本語が苦手な国際生であっても、今まで学んできた“ことば”は、国際生たちの思考と学び、そして心を支えています。日本語力を高めるためにも、啓明学園では国際生の持つすべての言語を大切にしています。英語はもちろん、フランス語・ドイツ語・コリア語・中国語・スペイン語の外国語保持クラス※も開講しています。
※2024年度現在

Teacher's Voice

国際教育部 主任 能城 黎

私自身も帰国生として啓明学園で学びました。
当時、自分が抱えていた不安や悩みを思い出しながら、
国際生たちの相談に乗っています。

 私が啓明学園に編入したのは中学2年生の時。中学3年生の終わりには国数理社も国内生のクラスで学ぶことができるようになったものの、主要言語が変わる大変さや、帰国生の中でも英語力に差があるプレッシャーはずっと感じていました。その反面、異文化交流の楽しさがあるのもこの学校ならではの魅力。そこに気づき、さまざまな国籍の友だちや、生徒の強みを応援してくれる先生方と関わる中で、高校野球に打ちこんだり文化祭でバンド演奏をしたり、多くの経験ができました。教師になって国際生の相談に耳を傾けると、当時の自分を思い出し、共感することばかり。誰でも、悩みを突破する瞬間が来ます。自分の経験を活かし、生徒一人ひとりの背中を支え続けたいと思っています。

MENU