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World Scholar’s Cupでアジア1位となりました!

2024年7月12日(金)~17日(水)にスウェーデン・ストックホルムで開催されたThe World Scholar's Cup Stockholm Global Round(以下WSC)に、高校3年生の生徒3名が出場し、アジア1位という素晴らしい結果を収めました!

 WSCは英語で教養を競う総合競技であるとともに、世界約60の国と地域の中高生との交流を通じ、国際理解を深めることのできる大会です。競技内容は、事前に公開された膨大な資料に関連した知識を問う120問のクイズや、ディベート、エッセイを通して、各分野の点数や、総合点を競います。 

また各国がそれぞれの国の特産品を紹介し、体験ができるカルチャーフェアや、世界レベルの技術を持った生徒達も参加するタレントショーなどの交流機会も多数用意されています。たくさんの参加国と国際交流ができることも、この大会の魅力の一つです。 

 

<結果(一部抜粋)> 

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チーム:アジア総合1位 

個人 松本くん アジア3位 

   小松さん アジア6位 

   タランティーノくん アジア7位 

Scholar’s challenge (Science and Technology)9位 松本くん 

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(松本君感想文) 

  世界の見え方が変わる。それこそが、このWSCの最大の魅力だと僕は思います。自分と歳の近い世界中の人々と出会い、競い合い、親睦を深めることができる場所は、WSCだけと言っても過言ではないでしょう。この大会の魅力を支えるのに大きな役割を担っているのが、事前に学習する資料の内容です。世界の芸術とその歴史、近代化と歴史的建造物の関係、世紀の転換点に起きる出来事の特徴、近未来的世界観の歴史、言語の歴史、買い物の歴史、AIがもたらす世界への影響、世界の伝統行事、世界の文学、世界の音楽、世界の暦、地図投影法、考古学的手法、絶滅種とその復活の手法、各国の外交の手法、大企業のマーケティング戦略、サイバー犯罪の手口と対策などなど。また、アカデミックな内容だけでなく、世界中の同い年くらいの人たちとの交流を通して、世界規模のネットワークを作ることができます。アメリカやイギリスなど名前をよく聞くところだけでなく、普段あまり聞かないルーマニアやバハマ、北マケドニアやザンビアなどの国の人達とも繋がることができました。僕自身、三度目の参加でありながら、本当に楽しい経験が出来ました。WSCを経てニュースを見たり、美術館や博物館に行ったりすると、理解が大幅に深まったことを体感できると思います。そんな特別な状況でなくても、WSCで扱った内容は、日常生活のいたるところに表れてきます。例えば、何か物を買うときに見るバーコードやQRコードも、WSCの資料には、その成り立ちと仕組みが範囲として含まれています。このように、文字通り世界の見え方が変わってしまう。そんな大会に、幾度も参加することができて本当に光栄です。 

(小松さん感想文) 

ワールド・スカラーズ・カップに参加したことは、私にとって忘れられない経験となりました。東京のローカルラウンドとスウェーデンのグローバルラウンドの二つの大会を通じて、この世界的なイベントに参加しなければ得られなかったであろう、自分自身に対して洞察する貴重な機会を得ることができました。

得に、ローカルラウンドではディベートで14位となったことが自信となり、同時にディベートの楽しさに気づくことができました。グローバルラウンドでは、開催国のスウェーデンに行く機会を得て、国際的な寛容さの雰囲気に驚嘆しました。  

ときどき、理解できない言語で誰かの悪口を言っている会話を耳にするなど、不快な場面に遭遇することもありましたが、こうした出来事は日本国内外を問わず、国際的な寛容さについて深く考えるきっかけとなりました。これほど多くの異なる国の人々が一堂に集まることは、衝突とまではいかなくても、緊張を引き起こすに違いないと考えました。しかし、参加した学生のほとんどは、まったく異なる背景を持つ人々とつながることに前向きでした。真の寛容さとは、単に受け入れるだけでなく、異文化コミュニケーションと相手を尊重することへの深い理解と実行が必要なのだと実感しました。 

 

 My time in the World Scholars Cup was an experience I’d never forget. Both the regional and global round offered insight about myself and the world around me that I would never have gotten if not for participating in this global event. Most notably, the regional round helped me discover my love for debating. Out of the four events in the World Scholars Cup, I had high hopes to perform well in the debate event. Overall, I was 14th in debating in the regional round, thus fueling my confidence and ignited my love for debating that I never knew I had. The Global Round took me to Sweden, a country I might not have visited otherwise. There, I found myself marveling at the internationally tolerant and welcoming atmosphere.  

Although occasionally I encountered uncomfortable moments, such as overhearing conversations where others spoke poorly about someone in a language they couldn’t understand, these incidents prompted deeper reflection on the idea of international tolerance, both in Japan and abroad. Bringing so many people from so many different countries together was bound to cause tension, if not conflict, and yet most of the students participating were open to connecting with people from vastly different backgrounds. I realized that true tolerance requires not just acceptance but also a deeper commitment to cross-cultural communication and mutual respect.