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テレビ信州・読売新聞の取材を受けました  夏期特別学習「越境する人々の歴史」

夏期特別学習「越境する人々の歴史-移民の歴史と記憶の表象と継承」
本校ではこの夏、高大・地域連携の一環として、「越境する人々の歴史-移民の歴史と記憶の表象と継承」と題した夏期特別学習を実施しています。7月24日の本講座に、テレビ信州および読売新聞の取材が入り、生徒たちの真剣な学びの姿を取材していだきました。
本講座では、満蒙開拓団を中心に、日本近現代における「人の移動」や「境界」、「排除と包摂」といった歴史科目における中核的概念について探究的に学んでおります。当時の国策が社会にもたらした影響や、それによって生じた個人の経験に焦点を当て、生徒たちは多角的な視点から歴史を読み解いていきます。
7月24日は、戦時期のプロパガンダ・ポスターを手がかりに、満州や満蒙移民がどのように「表象」されてきたかについて考察する機会を設けました。特別講師としてお迎えした青梅市立美術館の田島奈都子学芸員からは、「戦時期のプロパガンダ・ポスター-阿智村コレクションを中心に-」と題した講演をいただき、当時のポスターに込められた意図や視覚的手法を通して歴史資料の読み解き方を学びました。視覚文化と歴史の接点を捉えることで、生徒たちは新たな視座を獲得する貴重な時間となりました。
講義後、テレビ信州および読売新聞の記者より各生徒がインタビューを受けました。生徒たちは自分達の学びが社会とつながっている深い実感を得る機会となりました。

企画運営・授業者
中学教頭 佐藤竜之