今年度も!創作クラブ:木工コンクール都知事賞受賞 「どんな未来にしたいですか?~戦争と平和~」
- 日常

今年度も、創作クラブは、東京の木を(多摩産材)使って作る、木工作品作りに取り組みます。
まずはじめに、テーマを話し合い、「戦争と平和」を表現することに決めました。

次に、小グループで話し合いながら、アイデアスケッチをしていきました。
一人ひとりの平和への思いを語り合いながら、絵にまとめていく大切な時間です。

戦争の悲惨さと、平和の尊さを対比させるアイデアが数多く寄せられました。
ウクライナの戦争やヒロシマの原爆ドームも、登場しました。

いよいよ作成開始です。電動糸のこぎりで、細かいパーツをていねいに切ります。
5台の糸のこが絶え間なく動きます。
それを、磨いたり、彫ったりして、どんどん組み立てていきます


どの子も、夢中で黙々と自分の持ち場のパーツを作っていきます。
あちらこちらで協力したり、励まし合ったりする姿も見られました。

平和のシンボルのハトを、ていねいに仕上げています。

争っている世界は、暗い色やざらざらしている木を使用する子もいます。
平和な世界の花や家は紙やすりでピカピカに磨いています。
最後に、パーツの配置を話し合い、土台にどんどん貼りつけます。
「原爆ドームの半分は破壊された姿。半分はきれいなままにしたいな。」
「人間を出さないで戦争の悲惨さを、傷ついた植物で表現しよう。」
「戦車や戦闘機はここに置こう。」
「平和の祈りを込めた、木の折り鶴も作りたい。」

みんなで力を合わせると、表現の世界が広がります。
週に1回の、クラブの時間はあっという間に終わってしまいます。


みんなの力とアイディアと平和への思いがぎっしりつまった、作品ができあがりました。
そして、今年度も最優秀賞の東京都知事賞をいただきました。みんな大喜びです。