多様性を認め合い、学び合う学校生活を通して、
国際社会に貢献する志と力を育ててまいります
世界中から集まった仲間たちと過ごす本校の学校生活は、まさに多様性に満ちています。育ってきた文化的背景が異なれば、価値観が異なることは当然です。このため、本校では“学び合う”授業を実践しています。相手の言葉を“聴き”、自分の意見が伝わるように“説く”。他者の考えを自分の中に取り入れ、自分の考えと照らし合わせて自身をアップデートさせていくことを、様々な学びや遊びを通して身につけていきます。この経験が、大人になっても学び続ける力につながります。
また、私たちは「待つ教育」も大切にしています。校内の自然を活かした「森あそび」の時間では、「先生の見えないところに行かない」「危ないと言われたらやめる」の2つのルールだけを設定して、この時間をどのように過ごすかは子どもたちに任せます。そして、その中で友だちとたくさんの発見をし、遊び自体を創り出していきます。そのような、子どもの考えをゆっくり聴いて、その感受性を発揮させることが、考える力を伸ばし、可能性を広げることにつながります。このような中、子どもの興味関心を最大限に引き出すことも、常に意識しております。主体的な学びの追究は、そこから始まります。
だからこそ、子どもに「考えさせる」「学ばせる」のではなく、子どもが「考えたくなる」「学びたくなる」アプローチを投げかけ続けています。そのように、「◯◯たくなる」学びの実践、「〇〇たくなる」アプローチの追究を実践し続け、私たちは、子どもの「学び欲」を最大限に引き出すことに努めています。
技術の発達によって飛躍的に増える情報、予測のつかない事態が発生する複雑化した世界で、充実感を持って自分らしく生きていくために、このように主体的に学び続けることで自分自身の可能性を広げていける人を、啓明学園初等学校は育ててまいります。