L.C.D.!は、総合の学びを伝える隔年の行事です。４年生は、「未来につながる、わたしたちのくらし　～水・森林・ごみから考える～」というテーマで取り組みました。子どもたちは、イメージがあまり湧かないままに、テーマを決め、原稿を書き、Keynoteを作成してきました。その中で、「廊下の飾り付けをしてみないか」という呼びかけに集まった有志の子どもたちによって、デザイン画ができ、着々と手作りの壁飾りが完成しました。

４つの教室と廊下に16のブースを立ち上げるのは、簡単なことではありませんでした。いらない机・椅子を運び出し、仕切りのパネルを運び入れ、自分たちのブースに必要な机・椅子をセットしました。教室の掃除にも一生懸命取り組み、お客様をお迎えする準備を整えました。

校内発表では、後輩や先輩に発表する機会がありました。その中で、難しい言葉は分かりやすい言葉に変えよう、原稿ばかり見ないでお客様を見られるようにしたいなど、様々な気づきがありました。お客様に喜んでいただきたい！という思いから、クイズやゲームを準備したり、手作りメダルや折り紙などの景品を作ったりして、保護者発表の日ぎりぎりまで、工夫が止まりませんでした。

初めはどきどきしたけれど、よく聴いてくださってうれしかった。発表は苦手だと思っていたけれど、楽しむことができた。お客様と距離の近いブースで、対話型でするプレゼンテーションを終えた子どもたちの感想です。発表後にお客様に書いていただいた付箋の感想が、子どもたちの励みになりました。保護者の方々に発表する中でも、質問にしっかりと答えたり、アドリブで説明をしたりと、成長する様子が見られました。３時間近い発表をやり遂げた子どもたちは、充実したお顔をしていました。