5年生は、何の実験をしているでしょうか。

理科室の天井に2つの大きな「ふりこ」を付けて、10往復する時間を比べています。おもりの重さや糸の長さを変えて、それぞれの条件がふりこの周期に関係するかどうかを調べました。正確なデータを出すために、準備に余念がありません。振れ幅が同じ角度になっているか何度も調節したり、遠くから見て最終確認したりと、一人ひとりがよく働いていました。「せーのっ！」の声かけで測定開始です。「糸の長さだけが関係あるなんて、びっくり。」と予想外の結果に驚いていました。

今度は、班ごとに実験を進め、タイマーで測定しながら結果を表にまとめました。カウントの仕方を自分たちで決めて、息を揃えて測定していました。結果が集まってきた頃には、「この数字は怪しいんじゃない？計算合ってる？」と確認し合う姿もありました。ここまで算数が絡む授業は新鮮だったようで、難しそうな顔をしている人もいました。

一通り実験した後には、オリジナル実験タイムです。小ぶりなふりこでは物足りなかったのか、1m定規を使って机の下までふりこを伸ばして楽しんでいました。また季節に合わせて、クリスマスソングを流すと、こちらも大盛り上がり。長さを調節して、メトロノームのようにふりこでリズムをとりました。みんなノリノリで「2番も流してほしいです！」とリクエストも入るほどでした。発見したことを活用しながら、思い出に残る時間を過ごせました。