5年生:表現よみで詩を味わう
- 日常
歌ったり音読したり、音声表現を学びに生かすことが本格的にできるようになりました。
①体をほぐす、②深く呼吸する、③舌・口・くちびるの体操、④滑舌練習、⑤調音練習を続けていると、だんだん声がやわらかく広がってくるようになります。
声が出てきたところで、5年生初めの詩の教材「山頂から」(小野十三郎)を読みました。「五月の山は、ぎらぎらと明るくまぶしい」の「ぎらぎら」は、運動会の練習のまぶしい感じ。「なだれおちる若葉みどり」の「なだれおちる」は、誰かさんのロッカーみたい…。自分たちの生活経験を話しながら、作者の気持ちに迫っていきます。
読み取ったイメージや作者の気持ちを、読みの工夫をして表現しました。「なだれおちる」は、速く強く。「かっこうがないている」は少し静かにゆっくりと。工夫しながら読んでみると、作者の気持ちが自分のことのようにリアルに感じられ、自分たち自身の読みに「おおー!」と驚いていました。満足げな子どもたちの表情が心に残りました。