6年生:「feelアジア~料理は祖先とのつながり~」
- 日常
今年度6年生では、自分のルーツがある国について、プレゼンテーションを作成して紹介するという企画がよくもちあがります。2学期のコリアデーが終わった後に、料理のことも発表したいという人がいました。企画当初「feelコリア」と名前をつけていたこのイベントは、計画するなかで仲間が増え、「feelコリア&チャイナ」、そして「feelアジア」と名前を変えて、ついに今月開催に至りました。


今回はコリア、チャイナ、シンガポールの3カ国にルーツをもつ6人のメンバーが、「料理」という一つのテーマにこだわって発表しました。食についてまとめていると、一人の原稿には「一世」「植民地」という文字が浮かび上がってきました。料理は「今」、「ここ」、「自分」につながるもの。打ち合わせのなかでは、同じ国にルーツのある仲間でも食生活にちがいがあることに、毎回驚きながら話し込むメンバーでした。


「料理を通して歴史を伝えたい。」と目標をもって、自分のルーツや日々の食生活をふりかえりながらこの日を迎えました。「ひいおじいちゃんたちが伝えてきた料理を、今も食べている。」その歴史の奥深さに感動し、みんなで必死にメモを取った1時間でした。美味しそうな数々の写真を見ておなかを空かせながらも、今自分がこの場所で生きていることを、みんなでしみじみ味わった貴重な時間でした。