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6年生:総合「原爆先生」

NPO法人原爆先生より池田眞徳さんをお招きして、広島の原爆についてお話をお聞きしました。
池田義三さん(眞徳さんの父)がされた被爆体験を語り継ぐ活動をされています。

第二次世界大戦、太平洋戦争のお話から、原爆投下直後の広島の状況や被爆された人々の様子など、たくさん語ってくださいました。
兵隊だった義三さんは、被爆直後に広島市内で救助活動や遺体の処理などをしていました。全身に火傷を負って動けなくなっている人たち、助けたくても何もできない無念さ、数え切れないほどの遺体を運んだことなど、その時の壮絶な経験は、言葉では表せないものばかりでした。

2時間近い講義の中で、子どもたちにとっては受け止め難い現実がたくさんあったと思います。
義三さんが涙ながらに当時を語る最後の映像は、原爆の悲惨さが強く伝わってくる内容でした。
平和学習を進めている6年生にとって、学びがとても深まる時間となりました。戦争の悲惨さや辛さを知ったことから、「何をするか?」を考えていくことが大切です。この学びを修学旅行にも繋げて、平和学習を進めていきたいと思います。

~子どもたちの感想より~

・原爆の中心温度が100万℃で周りの温度も7000℃という太陽の温度よりも高いということが本当におどろきました。そして、義三さんが体験したお話を聞いて吐き気が襲ってきました。原爆でやけどをして全身が焼きただれて、全身の肉が垂れ下がっていた話はとてもこわかったです。何が起きても任務を遂行させなければいけないため、休むことも許されない残酷さは想像もできませんでした。

・世界のことや戦争のことを知るのは、戦争や原爆投下を繰り返さないために必要なことだと思いました。

・戦争は絶対にしてはいけなくて、戦争のない世界を作りたいです。