3年生理科:オタマジャクシの成長
- 日常
3年生の理科では、啓明の生き物を調べる学習を行っています。色、模様、形、大きさなど、観察の視点を定めて、学園の豊かな自然のなかで見つけた生き物の特徴を捉えてきました。そのなかでも4月から5月にかけて成長を追いかけているのが、学園内の「ザリガニ池」でつかまえたオタマジャクシです。
まだ足が生えていないときに、虫メガネを使って1回目の観察を行いました。大きくスケッチをしていると、「オタマジャクシが、動いていないときがある。」「おなかが太っている。」「横に目がある。だから見える範囲が少ない。」などと、気づいたことがたくさん出てきました。「ピンクのほっぺみたいだから、この子はももちゃん。」と名前をつける人もいました。
そのあと飼育環境についてみんなで資料を読み合い、「そうそう。オタマジャクシは、カエルになったら地上で生きる。」「息できないと、青くなってしまうんだよ。」と、知っていることや経験したことを出し合いました。水槽用に大きな石を持ってきてくれたり、フンの掃除をしたりと、みんなで手をかけてお世話を始めました。
両足が生えそろったら、元々住んでいた場所に離してあげたほうがよい、ということも学んだ子どもたち。5月に入ると、何匹かのオタマジャクシに後ろ足、そして前足が生えてきました。もうすぐお別れのオタマジャクシもいるということで、急遽2回目の観察を行いました。「速すぎて、とまってくれない!足が生えて、足が速くなったのかもしれない。」「さらにしっぽが短くなっている。」「カエルみたいな顔になってきた。」と、前回と比べて分かったことがたくさんありました。あと数日でカエルになるオタマジャクシを手に乗せて、別れをさみしがっていました。成長をそばで見守ることができた、とっておきの春になりました。