理科:3年生「太陽と地面」
- 日常
3年生では、かげについて学習してきました。せっかく日時計の土台を作りましたが、曇りや雨で太陽が隠れてしまい、外でかげの調査ができない日が続きました。さて3年生は、理科室で何をしているのでしょうか。
3つの水槽に入った水を比べています。氷が入っているもの、うっすら湯気が立っているもの、見た目にもちがいがあります。みんなで交代しながら手を入れてみると、「お風呂と同じくらい熱い!」「40℃くらいじゃない?」「こっちは冷めたお風呂くらい!」と感想が聞こえてきます。両端に片手ずつ入れてから、真ん中の水槽に両手をつけると「こっちだけジュワッとする!」と不思議で楽しいようです。
今度は温度を測ってみることにしました。ガラス製の器具を使った実験は、今回が初めてです。冷たい水からお湯に温度計を移すと、みるみる赤い液が上がってきて、驚いていました。「正確に測ろう!」と班の人に声をかける人がいました。とても大事な視点をもっています。同じ水を測っているのに2本の温度計で少しずれがある、という気づきも出てきました。
嬉しい日差しが戻ってきました。日時計の製作、再開です。「
もうかげが変わっているよ!」と、数分おきにかげをなぞっていました。翌朝には、「ランドセルを教室に置く前に、かげを書きに行きました。」と誇らしげな男の子もいました。かげが長くなったり、全然ちがう向きになっていきました。
それと同時に、日なたと日かげのちがいも調べてみました。温度計を寝かせて、土のお布団をかけてあげると、日なたでは21℃くらい、日かげでは17℃くらいとデータが取れました。「4℃ちがうね。」と具体的な数字を交えてまとめていました。新しい道具を活用しながら、さらにかげへの理解を深めている今日この頃です。