総合 2年生 feelモンゴル エルデンさんをお迎えして
- 日常
2年生は、国語の授業で「スーホの白い馬」を読みます。
そこで、モンゴルへの興味・関心を高めるためにエルデンさんをお招きしました。
エルデンさんはモンゴルの方で、馬頭琴の奏者です。日本に長くお住まいですので、日本語でお話しくださいました。
まずは、馬頭琴の演奏です。子どもたちは、初めて見る楽器の音色に驚きながら、耳を傾けていました。
「弦が2本しかない。」と、
ある子がつぶやくと、エルデンさんは「2本に見えるけど、1本が糸の束になっているんですよ。」
と、教えてくださいました。
エルデンさんが2本に見える弦を巧みにおさえ、弓を走らせると、素晴らしい音色が聖書講義室に響きました。
モンゴルの曲のタイトルとその意味を聞くと、面白い物や愛がテーマの曲があり、子どもたちは説明と曲に惹き込まれていきました。
途中、乗り物や馬についての曲になると、子どもたちも地面を踏みならし、楽しんで参加しました。
休憩時間には、「馬頭琴に触ってはいけないけど、見るのはいいよ。」と言われた子どもたち。
少しでも近くで馬頭琴を見たい、と前のめりに馬頭琴を見ていました。
馬頭琴の演奏の後は、モンゴルの国についてのお話を伺いました。
モンゴルの場所や生活、衣装、言葉について教えてくださりました。
その後は、質問タイムです。たくさんの質問が出ました。
衣装の袖がなぜふわふわしているのか→馬に乗るとき折り返して手を風から守るため
靴の先がなぜ曲がって上がっているのか→馬を追いかけるために縄をかけ,地面を引きずられる際に地面にひっかからないようにするため
なぜボタンがサイドにとまっているのか→馬に乗る際に正面からの風が服の中に入らないようにするため
今も、馬に乗って生活をするのか→今はほとんどの人が車に乗っている。馬に乗るのは観光地で少し見るくらい等々、書き切れないほどたくさんの質問に応えてくださいました。
最後に、
「学校の中にも実は馬頭琴が飾ってあります。」
と話すと早速子どもたちは見つけてきました。
教職員・来賓用玄関にあるショーケース内に、様々な国のものを展示してありますが、その中のモンゴルの場所に大・中・小3つの馬頭琴が飾られています。
国語で「スーホの白い馬」を読むとき、エルデンさんの話や演奏を思い出し、雄大なモンゴルの大地を想像しながら読んで欲しいと思います。