先週の木曜日に、養蚕農家の方にご協力いただき、糸繰り体験や角真綿の体験をしました。糸繰り(いとくり)と角真綿(かくまわた)を作るのに、どうして繭を煮る必要があるのか、綿と真綿の違いは何なのか等をお話しいただきました。
その後、糸繰りのために繭を煮る工程を目の前で実演してくださいました。それぞれの繭から1本ずつの絹糸が引っ張り出され、子どもたちの元へ3粒ずつ届けられました。
さぁ、そこから延々と巻き続ける時間のスタートです。子どもたちはそれぞれに工夫をこらしながら巻き続けました。巻き疲れて休憩する子もいましたが、延長戦を含め、3時間近くかけて作品を完成させることができました。繭の最後の最後まで巻き取り、きれいにサナギが出てきた子たちもいました。
角真綿では、ふわふわになるように煮られた繭を水の中でほぐし、専用の木枠に広げて固定します。3つの繭を重ねて一人ひとりの角真綿が完成しました。
繭の中から出てきたサナギを怖がったり、触ることをためらったりする子もいましたが、全員最後までやりきりました。大切に育てたカイコから糸をとる貴重な体験をすることができました。
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