ルワンダで義足をつくる(5年生通信) 

学校たより

ルワンダで義足を作るボランティアをされているルダシングワ真美さんとガテラさんをお招きして、お話を聞きました。


ルワンダという国を初めて知ったという5年生も多く、真美さんのお話は驚くことばかりでした。
真美さんとガテラさんは、日本の義足製作の技術や中古品を利用して、貧しい方々に無料で義足を提供する活動をされてきました。
20年間で延べ8000人もの方々への支援をされたそうです。


子どもたちにとって、ルワンダでの虐殺、差別という歴史は衝撃的な内容でした。
しかし、真美さんはそんな悲しい歴史を乗り越え、今を生きているルワンダの人々の姿と、それを支えていくことへの思いを語って下さいました。



~子どもたちの感想~
・いくらあのいまわしい戦争が終わったからといっても、残こくなことは忘れてはいけない。もうこのような恐ろしい戦争は時間がたつにつれて風化されてきているけれども、もうこんなことは起こしてはいけないと考えました。
・真美さんが伝えたかったのは、できるだけ多くの人を助けてあげるためには、自分は何をすればいいのか考えて実行するということ。戦争したのは悪いことだけど過去は変えられないので、今自分が人のために何をすればよいのかを考えて実行すればいいと思います。日本の人たちが知らない世界では、苦しい人たちがたくさんいるので、戦争をしてはいけないということを言葉で世界に広めていければいいと思います。
・この話をお父さんやお母さんにします。今の生活がどれほど幸せか。あきらめずに生きていける人はすごいなと思います。
・差別があったせいでルワンダの人々がこんな悲しい思いをしたのだから、絶対に差別はいけないと思いました。私は手も足も不自由ではありません。だから義足などがあるとは、知っているだけで遠い存在でした。でも今日のお話で世界ではこんなに義足を必要としている人がいるのだとわかりました。
・ぼくたちのふつうは、ルワンダの人達にとってはとても豊かすぎるくらし。だから自分たちがどれだけ幸せなのかを考えたいと思います。


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